最近、本を読むことから遠ざかっていた
仕事の休みの度に本を読み、多いと月に13冊読んでいたりする
でも、最近読む頻度が格段に減っていた
若い頃はほとんど本を読むことはなかった
本を読むなんて何が楽しい…とすら思っていた
そのうち結婚・育児・子供の習い事や学校行事・離婚による仕事邁進…
本を読むなんて時間がどこにあるよ、と本屋に入ることすら無かった
数年前に事故に遭い、自宅療養が退屈過ぎて…本を読むようになった
それからは本の面白さにはまり、本の世界に入る日々を過ごした
でも、ここ最近
良くも悪くも、心をザワツクことが多く、本を読むことが急に減ってしまった
ここで気がつく
本を読むことは、心穏やかでないとできない、のだと…
本を読むようになった頃、なぜ私は今までもっと本を読んで来なかったのかと後悔の念すら思ったものだが
本を読むには’時間’が必要だけれど、
もっと必要なのは’穏やか’であること
心穏やかでないと、何度も同じ文章を行ったり来たりする
文章が頭に入ってこないからだ
でも、そんな状態でも、やっぱり本が読みたいから
エッセイなら読みことができるのではと思い、手に取ったのは…
「プレバト!!」でおなじみ、夏井いつき先生の『パパイアから人生』
「プレバト!!」で痛快な物言いをしている夏井いつき先生のエッセイ本であり
『瓢箪から人生』からの姉妹本
もちろん『瓢箪から人生』も読んだが、テレビのような痛快な物言いは本の中でも変わらない
実に清々しい
だから、心穏やかに読書をできない今の私には丁度良い緩和材になり、1ヶ月かけて読み終えた
こんなに時間をかけて読んだのは、読書が趣味になってからは初めてのこと
本は読みたいけど、なんとなく心が落ち着かない時、エッセイはとてもよい’エッセンス’になる
我ながら上手いことを言う 笑
夏井いつき先生の痛快エッセイ、読んでみてください