医療従事者、もしくは医療に付随する方が、私のレントゲン写真を見て言う言葉がある。
「よく…歩いてますね…」
私は、そう言われると、解ってもらえることに涙が出る。
解る人には解る。
私の努力。
ドクターたちの技術のおかげはもちろん、私の復活への’運’の良さ、もある。
でも
でも
切断も有り得たこの足で、歩いているのは
本当に頑張ったんですよ…
私、頑張ったんです
頑張った、なんて言葉でも足りないくらい…。
出会う人たちすべてに解ってもらおうなんて思っていない。
でも、解る人にはレントゲン写真1枚で解って貰える。
「これで、歩けているんですね…」
その言葉だけで、涙が出る。
「そうです…」
こんな足でも歩いています。
解る人には、解る。
少数でも、
私はそれだけで…
救われる。