卒業シーズンになった。
今年の私には縁が無いけれど、テレビやニュースで卒業のテーマをやっていると聞きたくなる歌がある
合唱の歌でも有名な 「旅たちの日に」。
私の世代では歌ったことが無い歌だけれど、長男と次男はこの歌を歌って卒業した
中学の合唱コンクールでも課題曲になっていたので、彼らは学生の間中この歌を繰り返し歌っていた
長男や次男の中学校は、いわゆるマンモス校だったので1学年だけでも300人以上いた
その300人が合唱すると、圧巻
私は長男の合唱コンクールの時にこの歌の合唱を聞いて涙が出て、次男の時の合唱コンクールの時に携帯でビデオを撮った
その動画は今でも私の携帯に大切に残してある
今でも時々再生する
約300人の合唱
そして10代の彼らが歌うことで歌詞が響いてくる
私は、今でも、何度でも涙が出る
卒業を思い出すわけでは無く、
彼らがこの世に生まれ、彼らが育っていった過程が思い出として流れる
あの頃は必死過ぎて…覚えていないことも沢山ある
でも、ふと、たまたま開けた引き出しのように思い出す光景があったりする
それは、すべて良い思い出とは限らない
後悔だったりもする
私は初めから’親’だったわけでは無くて、彼らに’親’にしてもらった
だから、苦悩や間違いの方が多かった
でも、彼らは無事育ってくれた
保育園、小学校、中学校、高校、大学
すべて無事に卒業してくれた
ありがとう
この歌を聞くと、何度でも言いたくなる
大きくなってくれて、ありがとう