鳥取に行った時に、ビックリ&感動したことがある。
それは鳥取砂丘に行った時のこと。
せっかく鳥取に来たのだから、鳥取砂丘に行くことにしたのだが、ただし、この足で砂丘を歩けるかは別問題。
でも、とりあえず砂丘に行ってみた。
無料の駐車場を目指して行ったら、その駐車場から砂丘までは’リフトに乗って行く’と言う場所だった。
さあ、まず1つ目の問題が起きた。
私はリフトに乗れるのか…。
もちろん、歩いて砂丘に行っても良いし、なんなら有料の駐車場に停めればリフトを使う必要は無い。
若い頃スキー好きだった私は、リフトには何度も乗ったことがある。
だから、恐らく’乗ること’自体はできると思う。問題は…、降りることができるのか…。
難関なのはリフトから立ち上がることができるのかだった。
でも、杖をついた私が近づいても係員さんは気にとめていない様子だった。
やってみるか。
恐らく「中途障害者あるある」だと思うのだが、元々できていたことができないなんて、やはり信じていないのだ。
私はリフトに乗った。
乗るのは良い、座るだけだ。係員さんもリフトをギリギリまで押さえててくれたので、なんなく乗れた。
問題は、降りることだ。
しばし砂丘の景色を楽しみ、リフト降車位置にきた。
さあ、いよいよだ!と思った時、係員さんが私の腕を抱えて立ち上がらせてくれた。
慣れた動作で、いとも簡単に私を立ち上がらせて、リフトから降ろしてくれた。
あっと言う間のできごとだった。
私の不安は何だったのか。想像以上に、係員さんは百戦錬磨だったのだ。
私が感動してる間に、係員さんは当たり前のように他のお客さんを次々降ろしていた。
『すごい!』
係員さんありがとう。
そしてもう1つ、ビックリしたことがある。
それは、砂丘用の車椅子があったこと。
砂丘近くの建物の一角に、タイヤ部分がバギーのタイヤのようになっている車椅子が置いてあった。
私は思わず足を止めて、しばらく見入ってしまった。
さすがに自走式では無かったが、介助式のしっかりした車椅子だった。
『すごい!』
ちなみに私は砂丘を自分の足で歩くことができました。
というのも、前日に雨が降っていたために、砂が適度に固まっていて歩くことができたのです。
運良く、前日の雨に助けられました。
これが晴天のサラサラの砂だったら歩くことはできなかった。
そう、足が不自由でも有名な鳥取砂丘を歩きたい。
車椅子の人だって、鳥取砂丘を体感したい。
砂丘用の車椅子。今回私はもちろん利用していないけど、いつかお世話になる時がきたら、利用したい。