自転車には乗れない。バイクは三輪を買わないといけない。車の運転もできない。
そんなわけで、今の私の移動手段は専らバスになっている。
この身体になるまでは、バスになんてほとんど乗ったことが無かった。
元々通勤、買い物は専ら車だった。休みの日は自転車で、バスを使うことなんて全くと言って良いほど、無かった。
でも、この身体になってからの移動手段が必要だった。
家の前の大通りをバスが走っているのを見て、「あのバスはどこに行くんだろう」「近くにあるバス停からどこに行けるんだろう」と気になってバスの路線や、時刻表を調べた。
最寄りのバス停の路線を調べたら、退院後に定期的に通っている急性期病院に行けることがわかった。
これだ!
症状固定になるまでは保障の範囲内としてタクシー通院していたが、症状固定後の通院方法をどうするかが1番の悩みだった。
徒歩50mほどのバス停が通院に使えることがわかった。
とは言っても、症状固定後初めて1人で乗った時はすごく怖かった。
診察予約時間がお昼近くなので、通勤通学時間帯には被らずに座って乗車できるのはわかっていたのだが、そもそも、バスの段差に登り降りできるのかが不安だった。
でもバスってすごいですね。
乗ったことが無かった私は全く知らなかったことですが、バスって乗り降りの人たちのために高さを調節してくれるんですね。
それに、高齢者の人とか、車椅子の人はもちろん、ベビーカーの人とかに対して運転手さんが乗り降りを手伝ってくれます。
私は今のところ手伝ってもらったことは無いけれど、手伝ってもらえると思っているだけでも、安心して利用することができます。
それに、バスの良い点はやはり、’目的地の目の前まで行けること’です。
バス停の大半は、駅や病院、役所や大型スーパーの近くにあります。1区間乗り過ごしたとしても、大した1区間ではないので歩いてリカバリーできるのもバスの利点。
最近の私は、バス停を見つける度に「このバス停はどこに行けるんだろう」と路線や時刻表を覗き込むのが楽しくなっています。
バスに乗っている最中も、途中にあるバス停が他にどこに行けるのか携帯で調べるのも楽しくなっています。
私の携帯には、バス関連のアプリが増えてきました。笑
最近、バス旅のテレビ番組が沢山あります。バス旅の番組を見るのも、楽しいです。
不自由は、不自由として終わらせてはいけない。
探せばきっと、方法はあるんだ。