先日、「母親」の記事を書いていて思い出したことがある。
私の母親は、以前私によく言っていたことがある。
それは、私の小さい頃の夢をよく見る、のだと。
ヨチヨチ歩きの頃の私の夢を何度も見る、とよく言われた。
そう言われたのは20代、言った母親は60代になった頃だった。
現在もよく見るのかは、最近聞いたことは無いのだが…。
そう言われていた頃は、ふーん…なんだそれ…、としか思っていなかった。
ただ、ここ数年…
私も自分の息子たちの小さい頃の夢をよく見るようになった。
決まって、長男が4歳くらいで次男が2歳くらいの夢。
現在の息子たちが夢に出てくることはまず無く、いつも、長男4歳と次男2歳くらいで登場する。
ここ数年、何度もこの頃の息子たちの夢を見る。
今の息子たちの年齢と、私が母親から夢を見ると聞かされていた年齢が、同じくらいだ。
息子たちの小さい頃の夢を見るようになったことで、母親が言っていたことを思い出すようになった。
これは…、なんだろう。
あの頃、何で、私の母親は私の小さい頃の夢を見るようになったのだろう。
今、私は何で、息子たちの小さい頃の夢を見るようになったのだろう。
これが、’母親’と言うものなのかな。
‘母親’というものは、そういうものなのかな。
子離れ、親離れと言うけれど、親はいつまで経っても親で、いつまで経っても子供のことを想う。
そういうことなのかな。
母親が見ていた夢を、私が’母親’として見るようになった。
偶然か、必然か…