車の運転もできなくなりました。
正確には「できなくはない」。
両下肢障害者として手帳を発行されたあと、役所からの説明で運転免許試験場にいくことをすすめられました。
最寄りの運転免許試験場までの道のりの方がかなりのハードルだったけど、平日しかやっていないので、家族にわざわざ仕事や学校を休んでもらうわけにはいかなので、1人で電車やバスを乗り継いで行きました。
障害のある人は、運転免許試験場の運転シュミレーターで適性検査を受けることになるようです。
この適性検査は必須では無いが、障害があることで運転に不安がある人が受けにくるようでした。
運転免許試験場なので、自動車学校のように横乗りしてもらって運転するのだと思っていたけど、車装備のシュミレーターでの適性検査でした。
私は右足に後遺症として’痺れ’が残っているため、ブレーキやアクセルを踏んでいる感覚が鈍く感じる。
そこで、左足のアクセルを練習させてもらった。
しかし、ただでさえ利き足は右だから、左足で絶妙なアクセル操作をするのは難しかった。しかも、怪我の重傷度としては左足の方が重傷だから、かなり苦戦だった。
それならば、と、靴を脱いで裸足で右足でやってみた。’痺れ’による鈍感も、裸足ならまだ感覚が掴める。お巡りさん(試験官)も裸足は違反ではないから裸足で運転しても良い、と言った。
やはり、右足の方が、まだマシだった。
「できなくはない」
重要なのはブレーキをしっかり踏めることだ、と説明された。
いや…、そうかもしれないが…。
怖い。
誰かを傷つける側にはなりたくない。
でも、このまま何年も運転しないと、本当に運転できなくなる。
ちなみにバイクは支えられないので二輪はダメだが、三輪なら良いとのことだった。
自転車は乗れない。バイクは三輪。車は乗れなくはない。
ん…。
この身体になってからの専らの悩みどころです。