3月は卒業シーズン。
次男が大学を卒業した。
1年遠回りをした次男。
やっと卒業できた。
歩けるようになった時より、長い入院生活を終えた時より…、ホッとした。
少し前を歩く長男と、追いかけるように次男が4月から社会人になる。
息子たちの成長に合わせて、職を変えてきた。息子たちの成長に合わせて、引っ越しをしてきた。
私の親バカぶりは、息子たちにとっては重荷だったかもしれない。
それも、もう終わり。
私は’母親の役目’から、次男は’母親からの重荷’から…、解放される。
もちろん親バカの私は、ここで母親業を終わったりはしない。
でももう、ここからは、彼らの生きる力を信じるしかない。
息子たちが高校生になった頃、次男が言ってたことがある。
「お母さんって小さかったんだね」
怖いお母さんだった私は、小さい頃の息子たちには大きく見えていた。
でも、高校生になって完全に私の身長を越えていった息子たちは、意外と背の小さい母親にビックリしたんだろうな…。
お母さんは本当は身長低いのを、知らなかったんだろな。
お母さんより大きくなって良かった。
せっかく健康な足があるんだ。
まっすぐ自分の道を歩け。