かかと

闘病記

1回目の再入院の後は残り2回の入院(手術)が決まっている。

状態が悪化したら行う手術では無く、行うことが決まっている手術が2回ある。

右足と左足それぞれに行うため、2回。

時間経過を行ったり来たりして書いているので忘れがちだが、私は1回目の再入院が終わった時点でも、まだ、’かかと’が2cm浮いている。

もともと8cm浮いていた’かかと’を懸命なリハビリで、残り2cmにしていた。

でもこの2cmはもう、リハビリや自力で0cmにすることはできなかった。

そう、

この2cm浮いている’かかと’を地面に付ける手術。

それをやるのだ。

正確な術名はわからないが、アキレス腱を切って伸ばして繋げる…らしいw。

要するに、アキレス腱を伸ばして’かかと’が地面に着くようにするのだそうだ。

私がやった数ある手術の中では、一番楽そうだが(笑)…問題は術後にある。

術後、伸ばしたアキレス腱を固定するために、ギブス固定を6週間しないといけない。

そう、1ヶ月半のギブス固定をする、ということ。

それが右足、左足に、それぞれ…。

主治医の説明では、両足を1度に手術すれば6週間のギブス固定が1度で済む、とのこと。

でもそれは、イコール6週間の絶対入院を余儀なくされる。

そりゃそうだ、両足がギブスになるわけだから、完全介護無しではトイレにも行けない。

まあ、初期の入院時も全く動かない両足と共に車椅子入院していたので、今さら不安は無いが…w

問題はそこでは無く、6週間また家に帰れないということ。

不自由な身体とは言え、一度家に帰って自由の身になっているのだ、また新たに6週間の入院なんて心が耐えられない。

片足ギブス固定だろうが、更なる不自由だろが、家に居たい。

私は迷わず、片足ずつの手術を選択した。

もちろん、術後、本当に家に帰れる状態になっているかは、やってみないとわからない。

その不安と、覚悟も含めて、手術を年明けにしてもらうよう、主治医にお願いした。

この時点で11月。

さらなる「不自由」に備えるため…、

自宅での年末年始を楽しむことにしたのだった…。