リハビリ病院

闘病記

リハビリ病院(回復期病院)でのリハビリが始まった。

新しく担当になったPT先生とOT先生が可動域を調べたり、私がどのくらい動けるのか動作確認をしたりしてくれた。

看護師さんも含め、新しく担当になった療法士さんたちは皆、私が歩けることにビックリしていた。

レントゲン写真や、手術歴、治療経過などの事前情報から、歩ける様子は想像できなかった…そうだ。

急性期病院からの紹介状には、歩行リハビリをしている旨の記載はあったのだが、レントゲン写真などの様子から、歩けることはにわかに信じられなかったらしかった。

車椅子への移乗も、トイレでの動作確認もしてもらい、転院の翌日には「車椅子自立患者」と認めてもらえたことで日常行動は自由になった。

ただし、コロナ禍だったので病棟内のみの「車椅子自立」だった。

病棟は正直狭かった…。

まだ新しい病院なので設備と言う設備がキレイだったけど、病棟そのものが狭いので、急性期病院の時の様に散歩するのはできそうになかった。

歩く自主練習をするのは病棟の廊下ですることになるのだが、約100mの一直線の廊下を行ったり来たりするだけになるので、モチベーションが持たない気がしてならなかった。

なにより

リハビリ病院に転院したことで、私は…

「リハビリ病院なんだから、私が頑張らなくても何とかしてくれる」

「もう自主練で頑張らなくても良いんだ…」

という安心感のような気持ちが強くなり…

自主練をする気を失くしてしまった。

もう、頑張らなくていい…。

糸が切れたように、私は自主練をしなくなった。