‘2回目の再入院’その後①

闘病記

少し間が空いてしまったけれど、’2回目の再入院’のその後を書いていこう思う

さて私は、左足にガッチリギブスを施され、軸足の右足は2cm’かかと’が浮いたままの状態で自宅に戻ったわけですが

家に帰れたことを喜ぶのもつかの間、まあ、そこからが大変だった

巻き戻すと、2回目の再入院前に買っておいた物がいくつかある

まずは、家の中が狭く松葉杖は使えないことは予想できたので、4点杖を買った

もともと1本は持っていたので、もう1本追加で買い、4点杖2本を松葉杖代わりにすることにした

もちろん、入院前にシュミレーションがてら家の中で使ってみておいた

これが松葉杖よりも抜群の安定感だった

その次に買ったのは、沢山の椅子

当時のアパートには10cmほどの段差があったため、この段差を越えるのは4点杖をもってしても至難の技だった

そこで、段差の部分に椅子を置き、一旦座って段差を越える方法を考えた

これも入院前に試したところ、抜群の安心感で越えることができた

あとは玄関など、要所要所に買った椅子を置いた

買ったものは以上だが、入院前に日常動作の練習はしておいた

ということで、退院をしたことで事前の練習を生かす時が来た

‘転ぶ’と言う失敗は絶対できない

ほぼ無理矢理退院してきたのに、転んで救急車で運ばれるようなことがあっては、先生たちに呆れられてしまう…

何より、これ以上怪我を増やすわけにはいかない

早速松葉杖を手放し、4点杖に切り換えて、まず最初に向かったのは…

トイレ

手すりの無いトイレ(賃貸なので勝手に手すりを付けることはできない)にまずは向かった

そう、この先6週間は早め早めの行動が大事になる

トイレは特に、行きたくなってから動いていては間に合わなくなる

まずはドアを開け放し、4点杖で便器にできるだけ近づき、後ろ向きに方向転換、ドア枠の縁に掴まり軸足の右足で踏ん張りながらゆっくり便器に座る

多少ドスンと座ってしまうが、そこは仕方がないw

4点杖をドアの外に出し、ここでやっとドアを閉める

便器に座ってから座ったままでズボンや下着を脱ぐ(6週間の間はほとんどスカートで過ごした)

ここでやっとトイレタイムを過ごす

出るときは、この逆をやる

最初のトイレ動作は成功した

シュミレーション通りにできた

トイレ動作が1番大事

ドクターや看護師さん、療法士の先生たちも、トイレ動作を1番心配していた

入院病棟なら車イスに乗ったまま行けるトイレとか、手すりなんかは当たり前に付いているから、絶対的安心感があるけど

自宅はそうはいかない

でも、真っ先に行ったトイレ動作は上手くいった

まずは第一関門突破だ

まだまだある難関の話しは次回に…