1回目の再入院

闘病記

プロフィールには入院期間9ヶ月間と書いているのに、現時点での投稿では8ヶ月となっているが、

理由は、私は再入院を3回している。

8ヶ月の入院から退院して、1回目の再入院(手術)をしたのは約3ヶ月後の11月だった。

この再入院の理由は、感染症のための手術を行う為。

先日も記事に書いたが、私は右足の感染症がいっこうに治らない。

傷口がふさがらない。

私は事故で両足の骨と言う骨が折れたため、両足に金属が沢山入っている。

右足にも当然入っていて、金属を取り除くことで感染症が良くなるのでは…という医師の見解から、右足の金属を取り除く手術を行うことになった。

感染症が良くなる確証は無い。

それでも、金属が無くても過重をかけられるほど骨は再生していたので、取り除くこととなった。

診察で急性期病院には出入りしていたが、病棟に行くのは本当に気が重かった。

また入院か…

入院病棟も以前と同じだった。

でも、そんな憂鬱な私の気持ちとは裏腹に、看護師さんたちはみんな変わらず接してくれた。

「(くま)さーん!お久しぶりー!!」

「おかえりー!」

「すごく良くなってるー!??」

などなど…、笑。沢山声をかけてくれた。

嬉しいような…、ここには帰ってきては行けないのだが…とか…。複雑な思いで、沢山の看護師さんたちの歓迎を受けた。

この時の入院と、以前入院していた時と明らかに違う点、それは…

自分の足で病棟を歩き回ることができる、ということ。

もちろん手術後も歩き回れるかはわからない。

だから、私は病棟に来てから、真っ先に病棟を歩き回った。

最初の5ヶ月の入院期間中は、ほとんど車椅子で過ごしていた。

リハビリ病院に転院する時も車椅子だった。

自分の足で急性期病院の病棟が歩ける。それだけのことが、貴重に感じる感覚だった。

自分の足で歩くと言うことは、視界が違う、見えるものが違う。

病棟が懐かしいような、景色が違って見えるような…、不思議な感覚だった。

自分がいた個室が空室で、扉が開いていたので、中をそっとのぞいて見た。

私は…、この病室に居たんだ。

いろんな思いがよみがえった。

そんな私の様子を、看護師さんたちはソッとしておいてくれてるようだった。

私はここに居た。

大丈夫、過去形になってる。

手術は翌日。

私の治療は、闘病はまだ終わっていなかった。