先日、次男が初任給を貰った。
その初任給でメガネ(老眼鏡)を買ってくれた。
「何か買ってあげる」と言われた時にはビックリしたが、「初任給で親に何か買うのは当たり前なんじゃないの!?」と次男。
そうか、そういうものか…。
長男も初任給を貰った時には、ステーキを送ってくれたっけ…。
そうか、そういうものか…。
私はカッコつけてるわけでも何でもなく、息子たちに何かして貰おうなんて思ったことがない。
息子たちの為に努力するのが親の役目だと思っているし、それが疑いもなく当然のことだと思っている。
息子たちに見返りなんて求めていない。
子供はいくつ(何歳)になっても子供で…とは、本当にその通りで…。
それが過保護だと、親バカだと言われるのも理解できるが、ただそれは『限度』と『方法』の問題だと思う。
子育てに成功も正解も無いから、過保護と親バカの基準も無いけれど、「限度と方法」は間違えてはいけないのだと思う。
ただ全力で息子たちを育ててきた。
ただ全力で息子たちを守ってきた。
子育てにはお金がかかる。それはそれは大変だった。
仕事をして、子育てして、家計を回す。
そこに見返りを求める感情なんて存在しない。
ただ必死だっただけだ。
気がついたら…、時間が経ったら…、
息子たちが自分で稼げるようになっていただけのことだ。
この先、息子たちは家庭を持ち、子育てをするようになる。
そうして次の世代に回って行く。
初任給からスタートした彼らは、今度は自分が守る誰かのために、全力で生きていくんだ。
人生を歩くとは
そういうこと。