先日、第26回どまつりが開催された。
踊り子たちが、炎天下の3日間を命懸けで踊る祭典。
その中に毎年、長男と次男がいる。
長男は8年目、次男は6年目になる。
2人は別々のチームで切磋琢磨している。
最初に長男がよさこいを始めた時は、嫌だった。
連日練習に明け暮れ、帰宅は深夜、ご飯もまともに食べずにそのまま寝落ち、シャワーすら浴びずに朝まで爆睡。
大学にはちゃんと行っているのか、バイトは行っているのか…
何より、身体は大丈夫なのか…
心配で、心配で、嫌だった。よさこいをやることに反対だった。何度か長男と喧嘩もした。
長男が踊るよさこいのイベントに初めて行った時…、
涙が止まらなかった。
長男はもちろん、踊り子たちみんなが一生懸命で、心の底から楽しそうで…、涙が止まらなかった。
こんな世界があるんだ。
こんなに心を燃やし、輝ける場所があるんだ。
私は見ようともしないで反対していた。
それを知ってか知らずか、2年後次男がよさこいを始めた。
長男に頼らず、自分でチームを探して次男も踊り子になった。
年々暑くなる夏。
炎天下の中、突然のどしゃ降りの中、踊る彼ら。
身体が心配で仕方が無い。
それでも、心を燃やし輝ける場所があるならば
踊りなさい。
その手、その足を、全て使って
踊れ!