2025年11月のある日、主人と共に認知症のお義母さんに会いに行った
「初めまして」になるので少々緊張したけれど、
何てことは無く、以前から知っていたような、以前から交流があったような…
お義母さんはごく自然に私を受け入れて、家の中を色々説明してくれた
そもそも主人(三男)の存在もあやふやなのに、私のことなんて何度説明したって分かるわけは無いのだが
お義母さんはお義母さんなりに、私たちに気を遣って、さも理解しているようにしていたのだと
今は思う
この日は、お義母さん行きつけのドラッグストアで3人で買い物をした
火の始末が怖くて火を使わなくなったお義母さんへの食料は、もっぱら電子レンジで食べられる物が中心
今は便利なもので、大抵のものは電子レンジでできる
パックご飯、冷凍唐揚げ、カレーのルーですら電子レンジでできる
ご飯のお共に、ビン詰めのなめ茸などなど…
買ったことを忘れてしまうこともあるので、賞味期限が長めのものを買い
それ以外にも、お義母さんの‘’記憶の記録用‘’に大きめの付箋を買った
何かの紙の切れはしにメモを取り、お義母さんの家の中はセロハンテープでそこら中にメモが貼られていた
貼られているなら良い方で、座卓やキッチンカウンターやソファーの上など…いたるところにメモであろう紙切れが置いてあった
こうなると、どれが最新でどれが古いものかは、もはやお義母さん自身にも分からない様子
メモを書く時点で日付や時間を書いたら良いと思うのだけれど、お義母さんにとってはメモを取るだけで精一杯
どちらにせよ、紙切れではゴミなのか何なのか区別がつかないと思い
私は買い物かごに付箋を入れた
買い物のあとは、主人とお義母さんと3人でお昼ご飯を食べに行った
お義母さんがお寿司が好きだと言うので、お寿司を食べに行った
主人はもともと無口だしw、お義母さんは私に気を遣っているようだしw…、と言うことで
何かと私が会話を繋ぎ、この日は帰宅した
この日の感想は
お義母さんは確かに認知症で、1つ1つの会話が無限ループになっていたけど
洗濯や入浴、トイレも何なく自分でできて、何より元々の習慣で家の中が実にキレイ
お風呂のメジにはカビ1つ無く、キッチンには水滴1つ付いていない
記憶は失われても、習慣は失われない
そう…、『お義母さんは生きている』
この時の私は、
「嫌だ、認知症介護なんてやりたくない」という感情と
「何とかしないと…、やるしかない…」という感情で
自分の中で何かが動き始めていた